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SONY WF-1000XM4

【静寂】SONYの新作フルワイヤレスイヤホン WF-1000XM4 が異次元!

今回は6/24発売の新製品 SONY WF-1000XM4 を発売日当日にゲットしたので紹介していく。

さっそく開封

今回は、箱がリサイクル素材のようなものでできていて、サステナビリティを意識しているんだなという感じだった。

少し味気なくも感じてしまうが、仕方ない流れなのだろうか。

同梱品は至ってシンプルで、イヤーピース(SML)と充電ケーブル、それにスタートアップガイドだけだった。

使ってみた

専用アプリをインストールして、初期設定を完了し、早速音楽を聴いてみた。

Sony | Headphones Connect
Sony | Headphones Connect
開発元:Sony Home Entertainment & Sound Products Inc.
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「静寂」という言葉がぴったりなほどのノイズキャンセリング性能に驚かされた。

私は以前、SONYのMDR-EX35やウォークマン A30シリーズを使用していたことがあったのだが、ノイズキャンセリング特有の圧がかかる感じというか気圧変化によって引き起こされる“アレ”のような感じが好きではなくて、それ以来ノイズキャンセリングは使用していなかった。

しかし、今回使用してみると過去のネガティブなイメージをすべて払拭してくれるくらい違和感なく使用することができた。

だが、やはり高い音(除湿機や空気清浄機のファンの音など)はやや聞こえる印象だが、正直あまり気にならない。

そして、一番驚いたのが接続性だ。

私のフルワイヤレスイヤホン遍歴は

RHA TRUECONNECT→B&O Beoplay E8 3rd→今回のやつ

といった感じなのだが、今までのものは機器を切り替えるために一旦接続を切らなければならなかった。

しかし、WF-1000XM4はその必要がない。

例えばiPhoneに接続していて、iPadに切り替えたいときはiPad側からコントロールセンターでイヤホンに接続すれば勝手にiPhoneとの接続を切って切り替えてくれる。

マルチポイントは非対応だが、マルチペアリングで最大8台までの登録に対応しているのでAirPodsシリーズのような感覚で切り替えることができる。

複数デバイスで使用する人にはありがたい機能だ。

そして、日本語の各種アナウンスが流れる機能があるが、私は鬱陶しいのでアプリでオフにした。

また、LEDの点き方が地味に高級感があり、個人的にテンションが上がった。

今回新しく搭載された機能である、スピーク・トゥ・チャットという自分が声を発すると再生を一時停止し、外音取り込みモードになるというものがあるが、これは正直言うとあまりいらないと思う。

ただ、買い物をしているときにレジなどで店員さんと話すなどのシチュエーションではそこそこ便利な機能なのではないだろうか。

B&O Beoplay 3rdについて気になる方はこちらの記事をどうぞ。

スペック

個人的に重要だと思うスペックを列挙していく。

  • 連続再生時間(NCオン8時間 / NCオフ12時間)
  • ケースで2回フル充電可能
  • Qi充電対応
  • ハイレゾワイヤレス(LDAC)対応
  • DSEE Extremeでどんな音源もハイレゾ級
  • ビームフォーミング技術と骨伝導センサーを利用したマイクで快適な通話
  • ノイズアイソレーションイヤーピース

私はLDAC対応デバイスを所有していないのでDSEE Extremeしか試すことができないが、素人の私が聴いてもわかるほど音質が向上した。

新型イヤーピースについて

今回から、デフォルトでノイズアイソレーションイヤーピースという、Complyに似たようなイヤーピースが付属されているがこれがかなり良い。

過去にComplyを使用したこともあるが、フィット感は良いものの耐久性にかなり難がある印象だった。

そのため今回もあまり期待していなかったのだが耐久性は米Gizmodoによるとイヤホンの寿命と同じくらいだということなのでかなり驚いた。

見た目はComplyのようにいかにもスポンジというものではなく、マットブラックのシリコンのような感じだ。

また、専用アプリからイヤーピースの装着状態テストを行うことができるので、自分にぴったりなサイズのイヤーピースを見つけることができる。

Sony | Headphones Connect
Sony | Headphones Connect
開発元:Sony Home Entertainment & Sound Products Inc.
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イマイチな点

ただ1つだけ。

それは操作のカスタマイズがほとんどできないということ。

専用アプリにて3種類の操作プリセットを左右に割り振ることはできるが、自分好みにカスタマイズすることはできない。

また、デフォルトだとイヤホンで音量調節ができないので注意が必要だ。

今後のアップデートに期待したい。

バグについて(現在は解決済み)

音楽の切り替わり時や動画の切り替わり時に、ノイズキャンセリングが途切れるタイミングがある。

アダプティブサウンドコントロールをオフにした状態でも発生するので、アダプティブサウンドコントロールは関係ないだろう。

アマゾンのレビューを確認したところほぼすべての人で起こっている現象らしいので完全にバグと言い切れるだろう。

おそらく、今後のソフトウェアアップデートで改善されると思うので、それに期待したい。

私の環境ではDSEE Extremeをオフにしたところ上記現象はなくなった。この状態でアダプティブサウンドコントロールをオンにしても途切れないので、DSEE Extremeが原因なのではないだろうか。

また、Alexa設定をしようとするとBluetooth接続が切断されるという不具合もあるようだが、そちらは設定からAlexaアプリのマイク設定をオフにすれば改善するとのこと。

さらにさらに、片側だけ接続される問題や両耳で異なる機器に接続される問題もある。

この問題は接続し直すしか方法はない。

こちらも今後のソフトウェアアップデートに期待したい。

発生してる不具合全般が、私の環境ではDSEE Extremeをオフにしたところ発生しなくなったので、DSEE Extremeが諸悪の根源(!?)の可能性が高い。なんらかのアップデートが来るまでは、安定運用の為にオフにしたほうが良さそう。

追記

7/27のアップデートによって上記のバグが修正された。

私の環境では完全にバグが発生しなくなった。

アップデートには1時間ほどかかるので時間に余裕のある時に行おう。

納期

私は予約開始日にyodobashi.comにて予約したので発売日に届いたが、記事執筆時点(6/30)でAmazonなど主要サイトに記載されている納期は「生産上の都合により、7月下旬以降の予定」となっている。

転売品なども出回っているが、1ヶ月程度なら待って正規の価格で購入することをおすすめする。

まとめ

Apple製品は好きだけどAirPodsシリーズは好きじゃない、そんな私と同じ考えの方にはとてもおすすめできる製品だ。

また、いいイヤホンが欲しいという方は思考停止でこのイヤホンを購入しても絶対に後悔しないだろう。

今回紹介した製品