Apple好きが綴る、“ココロオドル”をあなたに。

【軽快】骨伝導ワイヤレスイヤホン SHOKZ OPENRUN PROで新体験!

今回は、先日クラウドファンディングサイト GREEN FUNDING(greenfunding.jp)にて194,593,759円を集めた骨伝導ワイヤレスイヤホン Shokz OPENRUN PROを紹介する。

骨伝導イヤホンとは?

骨伝導イヤホンはこめかみや耳の前あたりの骨に振動する部分を当てて、その振動を骨を使い聴覚神経に伝える仕組みを利用したイヤホンだ。

鼓膜を通さないので、鼓膜が原因の難聴の方や老人の方でも使用することが可能なのだが、つまりは耳を塞がないのだ。

耳を塞がないので、ながら聴きをしたり周りの音を遮ることなく音楽やポッドキャストなどを楽しむことができる。

Shokzとは?

以前まではAfterShokzというブランド名だったが2021年末に現在のブランド名「Shokz」に変更した。

Shokzは骨伝導技術のパイオニアとして評判が高いブランドで、近年オープンイヤー型のイヤホン市場の認知を上げた立役者である。

また、様々な価格帯やビジネス向けのヘッドセットなどのラインナップが存在する。

OPENRUN PRO

付属品はイヤホンのケースと充電ケーブル(独自規格)のみ。

箱はApple製品と同じタイプだが、これはとにかく開けにくい。

Appleや他社はクリアランスが絶妙でスッと落ちてきてくれるのだがこの製品は自分で爪をかけて思い切り引っ張らないと箱を開けることができなかった。

だが、箱のデザインや製品自体のクオリティは非常に高いと思う。

製品のスペック自体は申し分なく、日常使いで困ることはないだろう。

以下にスペックを簡単にまとめる。

  • 29g
  • Bluetooth 5.1
  • 防塵防水性能はIP55
  • 使用時間は最大10時間
  • 充電時間は1時間
  • 5分の充電で最大1.5時間使用可能
  • デュアルノイズキャンセリングマイクを搭載
  • 専用アプリからイコライザやマルチペアリングの設定が可能
クラウドファンディングページより引用

実際に使用してみた

まずはじめに、この製品(骨伝導イヤホン)についてリサーチしたところ、絶賛する記事ばかりで実際に使用したときに発生するデメリットがまとめられていなかったので以下にまとめる

デメリット

  • ケーブルが独自規格(使い心地は良いが汎用性という意味でマイナス)
  • (どんな接続デバイスでも)音量をおよそ60%以上にすると音漏れする
  • 曲やPodcastは声質や音質によってかなり聞きづらいことがある
  • (音漏れしない程度の音量だと)幹線道路沿いなどの外音が大きいときはイヤホンの音がほぼ聞こえない
  • フード付きの服や襟のある服だとワイヤーがぶつかる(結構出っ張りがある)
  • ヘッドレストがある椅子でもたれるとワイヤーが邪魔
  • 素材の性質上汚れ(皮脂などの油分)が目立ちやすい
  • いくら音質がよくなったとはいっても、、、というレベル
  • アナウンスが少しやかましい(消せるようにして欲しい)
  • 製品専用のアプリがイマイチ(不安定)

結構辛辣に書いたかもしれないが、原理を考えれば音質がインイヤー型に比べて劣るのは至極当然のことなので、購入する前からあまり期待をしすぎるのは良くない。

また、音漏れを気にしなくても良い場合(自室で使用する場合等)は上記のデメリットのほとんどが対象外になる。(電車等公共の場所での音漏れはマジで迷惑なので気をつけて)

専用アプリに関しては下で説明するが、リリースから日が浅いこともあり不安定なので今後の改善に期待したい。

メリット

  • (当然だが)周りの音も同時に聴けるから安全
  • 耳の健康に良い(耳を塞がないから)
  • オンライン会議や電話のような自分が声を発する場面では会話のように耳に違和感なく話すことができる
  • 急速充電対応で充電時間が短い
  • 2年保証

特に外耳炎になってしまった方や耳の健康を考えている方にはおすすめできるし、最近問題視されている(歩きスマホで周りが見えない+)イヤホンは周りの音が聴こえにくいor全く聴こえないので犯罪やトラブルに巻き込まれやすい(狙われやすい)ので、そのような事象に気をつけている方にもおすすめだ。

また、自分が声を発する状況ではインイヤー型などにありがちな“なんかヘンな感じ”がないので快適に会話をすることができる。

専用アプリについて

画像のようにシンプルな作りとなっている。

イコライザはスタンダード(要するにデフォルトの状態)かPodcastや音楽などで声を強調してくれるボーカルモードを選ぶことができる。

マルチポイントペアリングはアプリから視覚的にオンオフをすることができるので複数デバイスに常時接続しておきたい方はオンにしておくと良いが、切り替えは結構遅めなので微妙。

また、リリース直後ということもあり接続が上手くいかなかったりクラッシュすることがあるので改善を期待する。

まとめ

個人的にはアリだが、かなり人を選ぶ製品だろう。

そして、この製品は“音楽を着る”という表現が最も似合う製品だ。

ながら聴きをしたい方、周りの音も聞きたいけど音楽も楽しみたいという方に大変おすすめである。

条件や使用する場所を選べばかなり良いデバイスだと思うので是非試して頂きたい。

今回紹介した製品