今回は、FUJITSUのA4スキャナーのフラッグシップモデル ScanSnap iX1600を紹介する。
なぜScanSnap?
私がスキャナーを購入する際に候補に上がったメーカーは
- EPSON
- FUJITSU
の2つだ。
しかし、EPSONのスキャナーは以前に何度か使用した時に、ソフトウェアが統一されていなかったり、安定しなかったりでとても使いにくい印象があったことから、FUJITSU一択になってしまった。
FUJITSUは私が愛用しているHHKBを販売している会社でもあることから、個人的に絶大な信頼を置いている。
*正確に言うとScanSnap・HHKBともにPFUの製品なのだが、PFUはFUJITSUの完全子会社なのでFUJITSUといっても問題はない。
FUJITSU ScanSnap iX1600
ScanSnap iX1600は上記の通り、A4スキャナーのフラッグシップモデルで、タッチパネルとWiFi(2.4/5GHz帯)が搭載されているのが魅力の製品である。
カラーラインナップは2色(ホワイト・ブラック)あるのだが、私はブラックを購入した。
ざっくりとスペックを紹介する。
- 40枚(80面)/分(300dpi)の高速スキャン
- 高性能なブレーキローラーや超音波センサーによる安定した搬送性能
- 名刺・レシートガイド付き
- カバーを開けるだけですぐに使えるクイック起動対応
- タッチパネル搭載
- WiFi(2.4/5GHz帯)対応
- USB接続対応
- クラウド直接連携
- A3対応(手差し)
- 複数人で利用可能
私は主にWiFi(5GHz帯)で接続しているが、遅延もなくスピーディにデータがPCに送信されてくるのでとても快適に使用することができている。
また、従来のモデル(iX1500)に比べて読み取り速度が30%向上しているため、自炊をする際もスピーディにデータ化することができる。
さらに、クイック起動モードにしていればカバーを開けるだけでスキャンが可能になるので思い立った時にすぐにスキャンすることができるので、スキャンに対する障壁がかなり低くなる。
3ヶ月使用してみた
私は、主に書籍の自炊と重要書類のデータ化に使用した。
厚みのある紙や薄い紙、大小様々なサイズの書籍を100冊ほどスキャンしたが、ページを巻き込んだりページが飛んでいたりもなかった。
また、スキャンスピードが高速な為、待ち時間が少ないのも嬉しい。
正直使用していて不便に感じることや不満に感じることはほとんどなかった。
個人利用だとあまり利用することはないが、ユーザープロファイルの切り替えが可能なので、用途や個人によってそれぞれのプロファイルの保存が可能なのがとても快適だ。
デメリットを挙げるとするならば
- (WiFi接続時)起動時に、PCとの接続がされないことがある(極稀)→USB接続で解消可能
- ScanSnapクラウドでOCRを利用できるのは500枚/月まで
特に、2個目に関しては致命的だと感じる方もいるだろう。
詳しく解説すると、ScanSnapクラウドというものを経由してGoogle Driveなどに直接転送することができるのだが、OCRをかけたデータは500枚/月しか転送することができないというものだ。
しかし、PCのアプリケーション「Scan Snap Home」上で検索可能なコンテンツ(OCR)にすることが可能なのでひと手間増えてしまうが、そこまで気にすることはない。
まとめ
とりあえず迷ったらiX1600を購入すれば間違いないと言えるくらい、機能が充実していて快適に使用することができる製品なので、予算が許すなら是非購入して頂きたい。