今回は2021年の3月半ばに発表された、Harioのドリッパー「MUGEN」を紹介していこうと思う。
MUGENとは
Harioが3月17日にリリースしたドリッパーだ。
コーヒー抽出時に美味しさを決めると言われている「蒸らし」なしで、1回お湯を注ぐだけで良い。
今までのV60ドリッパーは内面に「スパイラルリブ」といわれるひねりを加えているため、ペーパーとドリッパーが密着せず空気がよく抜けることにより、蒸らし時にコーヒー粉がよく膨らんでいた。
しかし今回のMUGENでは、内面に凸のリブがなく星形の溝となっており、ペーパーがドリッパーに貼り付き、ゆっくりと溝を伝って抽出されていく。
1回注ぐだけで良いので朝の忙しい時間などでも簡単に淹れられるのではないかと気になり購入してみた。
和テイストな箱、開封!
商品名が「MUGEN」というだけあってか、パッケージは書道や墨を連想させるようなものだった。
今回購入したのは樹脂製のものだが、他にも有田焼のセラミックというものもある。
底面についているホルダーは取り外して使用することもできるためドリップスタンドなどにおくことも可能だ。
内面の違いはこのような感じだ。
果たして味は変わるのか?
ひとつ気になってしまった。
蒸らしの時間で味わいが変わると言われているが、蒸らしなしの「MUGEN」ではどのように変わるのかということだ。
抽出速度など、条件が全く同じにはできないため、それぞれ同じ豆を使用して抽出し今までのV60ドリッパーと飲み比べてみることにした。
個人的な感想だが、蒸らしの工程がないせいかあっさりとした口当たりのコーヒーが淹れられる気がした。
ぜひ、読者の方も試していただきたい。
まとめ
「MUGEN」その名前の由来はホームページにも特に記されておらず、気になる次第だ。
時間がない朝など、蒸らし不要であっさりとしたコーヒーを楽しむことができるので、ぜひ1回試してみてはいかがだろうか。